相続による家や土地の名義変更(相続登記)の方法は?
建物や土地の名義人が亡くなった場合、相続登記の手続きを法務局で行います。
相続登記とは?
建物や土地の登記簿上の名義を、亡くなった方から相続人に変更する手続きのことです。
この手続きは、その建物や土地を管轄する法務局に書類を提出しておこないます。
必要な書類は?
相続関係や、相続人の状況などによって、必要書類は異なります。
一般的には以下のような書類が必要となります。
- 被相続人(亡くなった方)の出生から死亡までの戸籍・除籍・改正原戸籍の謄本
- 被相続人の住民票の除票(または、戸籍の附票)
- 遺産分割協議書
- 遺産分割協議に参加した相続人の印鑑証明書
- 建物や土地の名義人となる相続人の住民票の写し
司法書士は何をしてくれるの?
亡くなった方の財産の名義を、相続人に変更するための手続き全般を行います。
なお、相続登記の手続きを代理できるのは司法書士(または弁護士)のみです。
また、司法書士は相続の専門家であるため、遺産の名義変更に限らず、さまざまなご相談をお受けすることが可能です。
依頼者の状況に応じて、税理士や弁護士と連携して手続きを進めます。
具体的には、司法書士は依頼に応じて次のような業務をおこないます。
- 相続に関する相談窓口
- 戸籍など、必要な書類の収集
- 遺産分割協議書の作成や、手配
- 相続放棄に関する手続きのサポート
- 法務局への登記申請手続き
- その他の遺産(預貯金や有価証券など)の名義変更